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OraLogMode apache | oracle

ドキュメント内 Oracle HTTP Server管理者ガイド, 10g(9.0.4) (ページ 62-67)

Oracle Diagnostic Loggingの使用

Oracle Diagnostic Logging の使用 の使用 の使用 の使用

Oracleでは、診断メッセージの報告のために新しい方法を提供しています。この新しい方法

はOracle Diagnostic Logging(ODL)と呼ばれ、診断メッセージとログ・ファイルのための

共通形式と、Oracle Application Server全体の様々なコンポーネントからの全診断メッセー ジを相互に関係付ける仕組みを提供しています。ODLを使用して、各コンポーネントはそ のコンポーネント専用のプライベート・ローカル・リポジトリにそれぞれのメッセージをロ グします。LogLoaderというツールが、各リポジトリからメッセージを収集して共通リポ ジトリにロードします。メッセージは、この共通リポジトリで1つのログ・ストリームとし て表示するか、様々な方法で分析することができます。

Oracle Application Serverの診断ログ・ファイルは、Oracle Enterprise Manager 10g

Application Server Controlコンソールまたはテキスト・エディタのいずれかを使用して表示

できます。

概要 概要 概要 概要

Oracle HTTP Serverでは、ログ・メッセージを生成する書式を選択できます。従来型の

Apacheメッセージ形式でログ・メッセージを生成するか、ODLを使用してログ・メッセー

ジの生成を続行できます。ODLは、ログ・メッセージ生成用の新しいOracle標準に準拠し ています。

Oracle HTTP Server の構成 の構成 の構成 の構成

Oracle HTTP ServerでODLを使用可能にするには、httpd.confファイルに次のディレク

ティブを入力します。モジュール固有のログ重大度が有効化してからモジュールがロギング を実行するように、これらのディレクティブは、httpd.confファイルでなんらかのモ ジュールがロードされる前に(LoadModuleディレクティブの前に)指定することをお薦め します。

Oracle Diagnostic Loggingの使用

サーバー・ログの構成と使用 6-3 module_name

この引数は、モジュール構造内に示されるモジュールの内部名です。<IfModule>ディレク ティブもこの内部名を使用します。モジュール構造は、モジュール構造を定義するファイル の_FILE_マクロの値から(パス接頭辞を削除して)モジュール名を導出します。モジュー ル名を指定しない場合は、OraLogSeverityディレクティブがグローバルに適用されます。

モジュール名を指定した場合は、指定されたモジュールで発生した、すべてのメッセージの グローバル・ディレクティブの値をこのディレクティブがオーバーライドします。ロードさ れないモジュールの名前を指定すると、エラーが発生します。

msg_type

メッセージ・タイプは大文字でも小文字でも指定できますが、メッセージ出力は大文字で表 示されます。このパラメータには、次の値のいずれかを指定する必要があります。

INTERNAL_ERROR

ERROR

WARNING

NOTIFICATION

TRACE

msg_level

このパラメータは、範囲が1~32の整数に指定する必要があります。

OraLogSeverityの例をいくつか表6-1に示します。

表 表表

表 6-1 OraLogSeverityの例の例の例の例

OraLogSeverityの例の例の例の例 処理処理処理処理 OraLogSeverity INTERNAL_

ERROR:10

レベル1~10の内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプ のメッセージをすべてログします。

OraLogSeverity WARNING:7 全レベルの内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプの メッセージをすべてログします。

全レベルのエラー(ERROR)タイプのメッセージをすべて ログします。

レベル1~7の警告(WARNING)タイプのメッセージを

すべてログします。

Oracle Diagnostic Loggingの使用

デフォルト デフォルトデフォルト デフォルト

メッセージ・レベルを指定しない場合、レベルはデフォルトの最低重大度になります。ディ レクティブ全体を指定しない場合、グローバルなApacheのLogLevelディレクティブの値 が使用され、表6-2に示されるように、これに対応するOracleメッセージ・タイプおよび対 応する範囲内の最低レベル(最高値)に変換されます。

OraLogSeverity WARNING OraLogSeverity mod_oc4j.c NOTIFICATION:4

メッセージ・ソースがmod_oc4jの場合:

全レベルの内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプ のメッセージをすべてログします。

全レベルのエラー(ERROR)タイプのメッセージをす べてログします。

全レベルの警告(WARNING)タイプのメッセージを すべてログします。

レベル1~4の通知(NOTIFICATION)タイプのメッ セージをすべてログします。

その他のソースからのメッセージの場合:

全レベルの内部エラー(INTERNAL_ERROR)タイプ のメッセージをすべてログします。

全レベルのエラー(ERROR)タイプのメッセージをす べてログします。

全レベルの警告(WARNING)タイプのメッセージを すべてログします。

表表表

表 6-2 Apacheログ・レベルとログ・レベルとログ・レベルとログ・レベルとOracleメッセージ・タイプの対応メッセージ・タイプの対応メッセージ・タイプの対応メッセージ・タイプの対応

Apacheログ・レベルログ・レベルログ・レベルログ・レベル Oracleメッセージ・タイプメッセージ・タイプメッセージ・タイプメッセージ・タイプ

emerg INTERNAL_ERROR:16

alert INTERNAL_ERROR:32

crit ERROR:16

error ERROR:32

warn WARNING:32

表 表表

表 6-1 OraLogSeverityの例(続き)の例(続き)の例(続き)の例(続き)

OraLogSeverityの例の例の例の例 処理処理処理処理

ログの書式指定

サーバー・ログの構成と使用 6-5

OraLogDir <bus stop dir>

すべてのログ・ファイルを含むディレクトリへのパスを指定します。このディレクトリは存 在している必要があります。

デフォルト デフォルトデフォルト デフォルト:

UNIXの場合: ORACLE_HOME/Apache/Apache/logs/oracle

Windowsの場合: ORACLE_HOME¥Apache¥Apache¥logs¥oracle

ログの書式指定 ログの書式指定 ログの書式指定 ログの書式指定

LogFormatを使用して、ログ・ファイルに含める情報と書込み方法を指定します。デフォ ルトの書式はCommon Log Format(CLF)です。CLF書式はhost ident authuser date request status bytesです。

host: クライアントのドメイン名またはIPアドレス。

ident: IdentityCheckが有効化されており、クライアント・マシンでidentdが実行 されている場合のクライアント識別情報。

authuser: 許可されたユーザーのユーザーID。

date: <day/month/year:hour:minute:second>書式のリクエスト日時。

request: 二重引用符で囲まれたクライアントからのリクエスト行。

status: クライアントに戻される3桁のHTTPステータス・コード。

bytes: ヘッダーを除いた、クライアントに戻されるバイト数。

ログ・レベルの指定

ログ・レベルの指定 ログ・レベルの指定 ログ・レベルの指定 ログ・レベルの指定

表6-3に、様々なログ・レベル、説明およびメッセージの例を示します。

ログ・ファイルの指定 ログ・ファイルの指定 ログ・ファイルの指定 ログ・ファイルの指定

この項では、次のログ・ファイルの機能と位置について説明します。

アクセス・ログ

CustomLog

エラー・ログ

JServログ

PIDファイル

パイプされたログ 表

表表

表 6-3 ロギング・レベルロギング・レベルロギング・レベルロギング・レベル ロギング・

ロギング・ロギング・

ロギング・

レベル レベルレベル

レベル 説明説明説明説明 メッセージの例メッセージの例メッセージの例メッセージの例

Emergency 緊急 - システムは使用不可です。 "Child cannot open lock file. Exiting."

Alert ただちに処理する必要がありま

す。

"getpwuid: couldn't determine user name from uid"

Critical 重大条件。 "socket: Failed to get a socket, exiting child"

Error エラー条件。 "Premature end of script headers"

Warning 警告条件。 "child process 1234 did not exit, sending another SIGHUP"

Notice 正常だが重要な条件。 "httpd: caught SIGBUS, attempting to dump core in..."

Information 可能性のある問題とそれに対し

て可能な解決策を記述する情報 メッセージ。

"Server seems busy, (you may need to increase StartServers, or

Min/MaxSpareServers)..."

Debug デバッグ・レベルのメッセージ。 "Opening config file..."

ログ・ファイルの指定

サーバー・ログの構成と使用 6-7 ややビジーなサーバー上では、既存のログを移動または削除して、ログ・ファイルを定期的 に切り替えることが重要です。この場合、新規ログ・ファイルがオープンされるように、ロ グ・ファイルを移動または削除した後にサーバーを再起動する必要があります。

アクセス・ログ アクセス・ログ アクセス・ログ アクセス・ログ

サーバーのアクセス・ログには、サーバーによって処理されたすべてのリクエストが記録さ れます。アクセス・ログの位置と内容は、CustomLogディレクティブで制御します。

LogFormatディレクティブを使用すると、ログの内容を簡単に選択できます。

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